MOTHER2やりました。

MOTHER2のかんそう

 

スマブラ好きだからもちろんネスは知ってるけれど、この前発売したスマブラSPのネス必殺技で追加されたキャラを見て仲間がいたのか!って驚いた程度の知識、つまり全然知らない。任天堂のゲームは大好きだけれど、マリオとかDKとかに好みが偏っていて、特に任天堂RPGは64のマリオストーリーが好きだから、それをしのぐと評価されているMOTHERシリーズは、正直プレイしなくてもいいやと思っていた。

話題逸れるけど私が大好きなマリオストーリーの、ピーチ姫の「いのる」でラスボスを倒したあと、登場キャラクターを敵味方生死関係なくお披露目するのってMOTHER2だよね。オマージュか流行りか他の理由かは知らないけどそういうのいいよね。

 

MOTHERシリーズって人気も知名度も売り上げもすさまじいから、RPGの基礎、といううか土台というか、MOTHERと比べてどうかって評価がされているとこを結構見るんだけど、2をプレイして、この物語を他のゲームと比べることは出来ないでしょ。それは全く違うタイトルのRPGはもちろん、未だやってないMOTHER無印とMOTHER3にも言える、と思う、比べたらごめん。

 

任天堂のゲームが好きだからBGMも大好きで、というかBGMこそ大好きなのでもちろんMOTHER2のBGMはそれはもうめちゃめちゃ聞いてて、ギーグ戦なんてギーグ?中ボス?って知識なのにあの音楽の恐ろしさから夢に出てきたこともある。

おとのいしにきおくさせた8つの音の完成された音楽も、耳タコぐらい聞いていて…、だから最初ジャイアントステップでおとを聞いたとき後悔した。これ…、8回に分けてあの曲の音を集めて、最後に流して感動させるやつだ…。これ完成系全く知らないままでやりたかったなって思った。最初のころはまだMOTHER2に対して斜に構えていたので、感動半減しちゃったなーとか思ってた。感動は全然半減しなかった。あとここの洞窟でレベルが上がりまくってしまったせいでネスのレベルがインフレしていった。

 

しかしポーラいい女だな。一人で囚われている間はずっとぬいぐるみを抱いてたんだろうな、怖かっただろうにな、いい女だな。冒険っていうのはいつも強い女に救われる。

 

ジェフ、いきなりねんりきで話しかけられて怖かったろうに。まだみぬともだちが困っているっていう夢かも分からない言葉だけで、決まりを破って寮から抜け出せる!?涙が出てきた…、小さな子にとって怒られるかもしれないってすごい恐怖なのにね。

ポーラは待つゆうきがあってジェフは動くゆうきがあるね、えらいね。

公式サイト見て驚いたのが、プー王子はネスより年上ってところ、プー王子は自分より年下で、ムの修行もこなしてない一見ただの少年に、初見で、おれはおまえにしたがう、しもべだ、って断言できる?!人間が出来すぎている。いいこだね…。

 

ムーンサイド、なんかネオンできれいだった。多分これに影響されてるのかなって思うゆめにっきのひとがもっと作った禍々しいマップを見慣れていたおかげで怖くは無かった。きれいだった。

 

斜に構えていたMOTHER2MOTHER2ってもっと最初からお涙頂戴でくるのかなと思っていたので、物語の説明とかががばがばだなそれはそれで雰囲気あるけど、って感じてたらその「がばがば」なとこが不意を突いてくる。なにが起こってるのか分からない8つのネスのばしょも、回数を重なるごとに、テキスト自体は確信に触れることを言っていないのだけど、何故か嬉しくて悲しくて寂しい不思議な気持ちになって、喜でも悲でもない涙が流れてきてた。プレイ1回でろくに考察もしてないから、結局あの場所のテキストの、なんで、は解決してないんだけど、ネスはママとパパとチビに祝福されて生まれたんだな、それはきっとネスだけではなく、ネスが救った星の全てのこどももおとなもおねーさんにもパパとママがいて、喜ばれたか嘆かれたかは知らんけど、ここに産まれたんだなって今思った。

多くを語らない空白の間、自分もそうなのかも…と想像まではしてないけど、あーそうなのかもな~と考えたら、あ“~~~って泣いてた。

 

8つのおとが集まって流れた音楽は、音楽こそ知っていたものも、こんなおと知らないよ~って泣いた。全然知らない感情だった、そのおとを聞いているときの自分。

 

マジカント、トンチキさんいて泣いた。

フライングマンの墓増えてた。

 

サターンバレーから最低国のとこのジェフとアンドーナツ博士、「ネス、ポーラ、プー、そして息子のジェフ」(セリフ違うかもだけどここ)ここ、これを受けてエンディングでジェフが博士のことをパパと呼んでいてそういうの弱いから嗚咽しちゃった。

 

最後ロボになって挑むワケだけどネスの野球帽以外無個性になった4人たち…、星を救う少年たちがそんな姿に…、悲しいね…。これ戻れないのかなって悲しくなった。戻れた、よかった。

 

ギーグ戦怖かった。BGM私が知ってるのじゃなかった、2段階3段階目もっと怖かった。

でも…、みんな無事に戻ってこれて良かった…。ルギア爆誕のサトシのママみたいな気持ちに勝手になってしまって泣いた。

 

唯一無二の世界観で、世界を救う王道ストーリー、すばらしい音楽と、ユニークなテキストで埋め尽くされてるはずなのに空白が気持ちいいRPGでした。

キモイ表現だけど心をつんつんと突っついてきたゲームだった。

他のコンテンツで味わったことのない面白さでした。3やります。